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東京・大阪・名古屋・福岡で人気のヒアルロン酸注入クリニック比較!
ほうれい線やゴルゴ線へのヒアルロン酸注入について、シワができる原因や施術方法などをまとめてみました。
ほうれい線やゴルゴ線ができるのは、加齢による肌のたるみが主な原因。頬の脂肪がゆるんで垂れ下がることや、皮下脂肪が減ってくることで、肌に凹みが生じてしまっている状態です。加えて、年齢とともに肌の弾力がなくなって薄くなり、肌表面のシワも目立ってきます。年齢以外に、間違ったスキンケアや急激なダイエットが原因となることも。また、ほうれい線は、「笑いジワ」とも呼ばれるように、笑顔も原因の一つです。
悩んでいるのは自分だけじゃない!ネット上の声を集めてみました。
ヒアルロン酸を注入して肌の凹みを内側から持ち上げることで、ほうれい線の解消が期待できます。ほうれい線には、中程度の硬さで弾力のあるヒアルロン酸をよく使うようです。皮ふの浅いところに注入すると、肌表面が凸凹になる可能性があるため、皮フの深いところから持ち上げるように注入していきます。10~15分ほどの短時間の施術で、すぐに見た目の変化を実感できるでしょう。
ほうれい線のある皮膚下にヒアルロン酸を注入することで、抜群の保水力を持つヒアルロン酸が水分をたっぷりと抱え、その水分のふくらみが内側からほうれい線の凹みを押し上げてくれるという効果が期待できます。
市販されているようなヒアルロン酸配合のスキンケア用品の場合、ヒアルロン酸が届くのは角質層までで、凹みを持ち上げるための真皮層には届かないのですが、ヒアルロン酸注入では、注射によって真皮層まで確実にヒアルロン酸を届けることができます。
ほうれい線へのヒアルロン酸注入による効果を示すものとしては、平成24年6月に、青森県立保健大学健康科学部の今淳教授による興味深い研究成果報告がなされています。[注1]
この研究成果をかいつまんで説明すると、「4-メチルウンベリフェロン(MU)の経口投与によって、わざとヒアルロン酸の合成を抑制させたマウスの皮膚には、シワおよび乾燥の老化症状が見られた。さらに、このマウスの皮膚の老化治療として、(ヒアルロン酸の)経口摂取(内服)・外用・皮膚内注入をほどこしたところ、皮膚内注入のみアンチエイジング効果が認められ、内服や外用では効果が出なかった」という内容になっています。
また、花王株式会社の生物科学研究所グループも、2017年6月に、「第11回 国際ヒアルロン酸学会」にて、ヒアルロン酸に関する研究結果を発表しています。[注2]
この研究発表の中には、「ヒアルロン酸量の減少が、シワ・たるみに大きく関与していることを発見した」という趣旨の内容が盛り込まれています。
これらの研究報告・発表を見ると、まず「ほうれい線などのシワをはじめとする肌老化は、ヒアルロン酸の不足が大きく影響している」ということが分かってきます。
そして、青森県立保健大学の今教授の報告からはさらに「ヒアルロン酸合成を抑制したマウスの、皮膚のアンチエイジング治療に効果的だったのはヒアルロン酸の皮膚内注入」ということも分かり、この点からも「ほうれい線へのヒアルロン酸注入は効果が期待できる」と言えるだけの根拠が見えてくるのです。
ただし、ヒアルロン酸注入の効果は、ずっと続くものではありません。美容目的で注入するヒアルロン酸は、科学的に分子サイズを大きめにして、皮膚内での吸収スピードを遅らせ、なるべく長く皮膚内に留まることができるよう工夫されていますが、それでも徐々に吸収されていくことは避けられません。ほうれい線対策に使われるヒアルロン酸の場合、効果の持続期間はおおむね6ヶ月程度となります。
また、ヒアルロン酸注入のこうした効果は、「きちんとした腕を持った医師による施術でこそ、しっかりと得られるものである」ということを理解しておく必要があります。
中には、個人輸入などを利用して、ヒアルロン酸を自己注入する人もいますが、これは一歩間違えれば、効果が得られないというだけでなく、注入部分が硬く腫れて戻らなくなったり、最悪の場合は皮膚の壊死や失明・ショック死のリスクに見舞われるかもしれませんので、絶対にやめましょう。
[注1]KAKEN:ヒアルロン酸ノックダウンマウスの老化機構の解明及び抗加齢医薬開発への活用[pdf]
[注2]ISHAS:A CLOSE RELATIONSHIP BETWEEN HYBID (KIAA1199)-MEDIATED REDUCTION OF HYALURONAN AND CLINICAL SYMPTOMS IN PHOTOAGED SKIN[pdf/英文]
ヒアルロン酸を注入してほうれい線を解消するメリット・デメリットを見てみましょう。