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しわへのヒアルロン酸注入について、シワができる原因や施術方法などをまとめてみました。
悩んでいるのは自分だけじゃない!ネット上の声を集めてみました。
誰でも年齢を重ねれば、多かれ少なかれ「しわ」が出てくるのは自然なことです。
ですが、このしわができてしまう原因は何なのでしょうか? しわは肌の老化現象の一つですが、具体的な原因としては下記のことが考えられます。
加齢により肌の新陳代謝が狂うことでしわが出来始めます。
肌の角質層は新陳代謝が適切に行われることで層構造が整い、水分保持機能を維持できるようになっています。
特に小じわの原因として大きいのは肌の乾燥です。これは表皮の最上層である角質層の水分が不足することで起こります。
女性ホルモンは、真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の産生を促す働きがあります。
加齢によって女性ホルモンが低下すると、肌のハリや弾力を保つこれらの成分が減少するため、しわやたるみが出てきます。
紫外線は表皮の新陳代謝に悪影響を与えるといわれています。
肌の潤いを奪い、あらゆる老化現象の原因となり得るので日頃から紫外線をできるだけ浴びないようにすることが必要です。
しわは、肌の乾燥や、真皮層がハリや弾力を失って凹んでしまうことから発生します。
ヒアルロン酸注入は、その発生した凹みをカバーするしわ対策法です。
しわの凹みにそって注入されたヒアルロン酸が、真皮層内で水分をたっぷり抱え込んでその凹みを盛り上げて補正、しわを内側から修復して目立たないようにしてくれる、という効果があります。
注入するヒアルロン酸の種類は、しわのタイプによって使い分けます。
例えば目尻のしわや、細かいしわ・浅いしわ・皮膚の薄い部分には粘度が控えめで柔らかいものを、眉間やほうれい線のしわには中ぐらいの粘度・硬さのものを、そして深いほうれい線や、唇の深い縦じわなどには、高粘度のものが使われます。
こうしたヒアルロン酸の種類ごとの使い分けや、注入量の調節などによって幅広いしわに対応することができます。
たとえ深い溝のような状態になった深刻なしわであっても、ヒアルロン酸注入なら改善できる可能性があります。
ヒアルロン酸注入にしわ改善の効果が期待できる、ということが分かる興味深い研究成果が、平成24年6月に、青森県立保健大学健康科学部の今淳教授によって発表されています。[注1]
この研究は、マウスに「4-メチルウンベリフェロン(MU)というものを投与してヒアルロン酸の体内合成を抑制させ、ヒアルロン酸不足の状態を作るというものなのですが、ヒアルロン酸の体内合成を抑制された「ヒアルロン酸ノックダウンマウス」には、その皮膚に乾燥やしわなどの老化症状が確認されたのです。
そしてさらに、この研究では、ヒアルロン酸ノックダウンマウスの皮膚老化を治療するため、ヒアルロン酸の「経口摂取」「外用」「皮内注入」を施すのですが、その結果、アンチエイジング効果が認められたのは皮内注入のみでした。
また、ヒアルロン酸注入の効果に対する世間の期待値を示す意識調査の例もあります。
皮膚科学専門のグローバル医薬品企業・ガルデルマ株式会社による「しわ・たるみケアに関する意識調査」によると、現在行っているしわ・たるみ対策は「紫外線を避ける(66.2%)」が1位、「乾燥を避ける(62.4%)」が2位となっており、ヒアルロン酸注入は14位(2.8%)と少数派でした(実験の対象は30代~50代の女性10,237人となりました)。
しかし「今後行ってみたいしわ・たるみ対策」という設問になると、なんとヒアルロン酸注入は堂々の2位(26.2%)。
1位の「レーザー・超音波・高周波治療(27.2%)」と比較してもその差はわずかで、しわ・たるみ対策としてヒアルロン酸注入に興味・期待感を持っている人が非常に多いことが分かったのです。
今までのケアだけでは結果に満足できなかった人にとって、ヒアルロン酸注入は大いに試す価値がある方法と言えますね。
[注1]KAKEN:ヒアルロン酸ノックダウンマウスの老化機構の解明及び抗加齢医薬開発への活用[pdf]
ヒアルロン酸注入はしわをケアする施術として人気が高いですね。
ですが、メリットもあれば当然デメリットもあります。効果とリスクをどちらも知っておくことが大切です。
考え事をしている時の眉間の縦ジワ、笑った時の目じりのしわのように、表情の変化で作られるしわ。
10代20代のハリのある肌はすぐに戻りますが、様々なダメージによってハリを失った肌の場合、肌の折り畳み跡が元に戻らずにしわとして定着してしまいます。
いわゆる「ちりめんジワ」という細かい線状のしわのことです。
口元や目じりだけでなく、顔全体の皮膚がしわっぽくなっていきます。おでこの横ジワも乾燥が大きな原因と考えられます。
紫外線は真皮層まで届いてコラーゲンやエラスチンを変性させるので、深いしわができる原因となります。
額やまぶたのくぼみ、ほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴ線などのしわは紫外線の影響が大きいといわれています。